先週末辺りから体調を崩していましたが、何とか復活してきて今日はジテツウ出来ました。
玉子です。
さて、今回はポジションの話です。
玉子の乗っているESCAPE R3はフラットバー仕様なのですが、クロスバイクの構造上、フラットバーのままでは前傾姿勢を深くする事は難しいです。
(いわゆる、アップライトなジオメトリー、ヘッドチューブが長く、ハンドルまでの距離も短い(フラットバーハンドルで前方への付き出しがない為)となっています。)
基本的に前傾を深くすると、体への負担は増えますが脚が回しやすくなり、空気抵抗も有利になる(前方投影面積が減る)のでスピードを出しやすくなります。
これはママチャリ等でも同じ事が言え、例えば前かごが着いているなら、かご上部をハンドルの代わりに握って前傾を取ってみると驚く程スピードが出しやすくなります。
ただ、ブレーキがとっさには握れない上スピードを出しやすいので、安全を確保できる場所でないと非常に危険です。
と、話がそれましたが、自転車にはそういった原理があります。
そして、前傾をより深くする車体の設定方法は基本的に3つあります。
1.サドルを上げる
2.ハンドルを下げる
3.ハンドルを前へ出す(遠ざける)
つまり、ハンドル−サドルの落差を大きくし、遠ざけてやればいいというわけです。
玉子の場合、ハンドルは設定できる最下限(コラムスペーサーを全て抜き、ステムを逆付け)にし、サドルも膝が痛くならない最大付近まで上げていましたので、設定は限界を迎えていましたが、そのポジションでは満足できませんでした。
そこで、ハンドルをさらに遠ざけるべく、ステムを突出120mm・角度-6°の【EASTONE EA50】というものに変えました。
下がEA50です。
初期のステムは110mm・-10°だったので、突出しが少し伸びましたが角度は浅くなりました。
このステムはやはり角度が浅くなったせいか、突出しが伸びましたがあまり初期ステムと大差は無いように感じました。
少し前傾を入れやすくなり、見た目も気に入ったのでしばらくはこのステムを使っていましたが、もっと極端な振り方とかも試して、色々ポジションを試してみたいと思うようになりました。
そこで、今度は【SHIMANO PRO アジャスタブルステム】という角度可変式・突出し125mmのステムに交換してみました。
下が-20°に設定したアジャスタブルステムです。
EA50よりさらに突出しが少し伸び、大幅に下を向きました。
このステムは角度を約10°ずつくらい調整できるステムなので、角度を-20°という、水平より少し下を向く設定にして強制的にハンドルを下げてみました。
(購入時、-20°〜40°の範囲と謳われていましたが、実際はもっと角度を振れます。)
ちなみに、ESCAPE R3・14モデルのMサイズのヘッドチューブ角度は一般的な73°なので、-17°のステムをつけると水平になります。
(写真はハンドルを切った状態なのでだいぶ下を向いていますが、直進時は水平より若干下を向く位です。)
このステムに変えた事でハンドルがかなり低く・遠くなり、より深い前傾を取る事が出来るようになりました。
すると脚がとてもよく回る様になったので、これで一度満足しました。
しかし、どうにも-20°は体への負荷も大きかったらしく、日に日に首と腰の疲労が十分に回復しなくなり、脚も疲労が抜けきらなくなってきました。
やがて軽い痛みも出て来てしまい、状況的に良くなさそうだったので、先日角度を1段階浅くして-10°に変更しました。
すると、首と肩の負荷がかなり減り、通勤距離を漕ぎ切った後の首や腰の状況がかなり良くなりました。
これでポジションが出たとは思っていませんが、110mm・-10° ⇒ 120mm・-6° ⇒ 125mm・-20° ⇒ 125mm・-10°、とちょっとづつ変更をしてきました。
それぞれの設定で脚のまわり具合や体の疲労が変わったように感じたので、ポジションは奥深いなと改めて感じました。
とりあえず、しばらくは今の設定で乗ってみて、満足できなければまた角度を深くしてみるか、別なアプローチを考えてみようと思ってます。