玉子のR3にはVブレーキというタイプのブレーキがついています。
Vブレーキはクロスバイクに多く見られるタイプのブレーキです。
このブレーキはワイヤーを引くとアームが閉じて、アームに取り付けられた【シュー】がホイールの【リム】に接触する事で摩擦が生まれ、ブレーキが効きます。
詳細はこちら(サイクルアサヒのページ)
そしてR3には最初、TEKTRO製のブレーキアームとシューがついていました。
Vブレーキは制動力が高い為、初期のブレーキも特に不満は無かったのですが、徐々に音鳴りするようになり、制動力も落ちてきたように感じた為、1000km位走った所でシューを変えようと思いネットを調べてみました。
そこで、評判が良かったはシマノの
M70T4という物にしようとしたのですが、さらに調べてみるとシマノのALIVIOというMTB用グレードの
BR-T4000というブレーキアームなら、シュー付きかつ欲しかった黒いブレーキアームでシマノ製なのに、価格差が500円程度でした。
というわけで、この時はBR-T4000を購入し、ブレーキアームごと交換しました。
このアームには
S-65Tというシューがセットされていました。
Dryでの効きは良く、音鳴りもほとんどなくなった為、満足して乗っていたのですが、このシューはWet走行での制動力が弱く、またWetを走ると減りは早かったです。
その為、山が減って来た所で今度はシューのみをM70T4に交換しました。
M70T4もDryでの効きが良く、こちらはWetでもそこそこ効いていましたし音鳴りも少なく、またリムもあまり減った感じはありませんでした。
性能に不満はありませんでしたが唯一、雨天走行時のすり減りは早かったです。
梅雨時にシューの減り方にがっかりしていた所、制動力も落ちてきたと感じていたのでこのタイミングでシューをまた交換する事にしました。
交換の手間やランニングコストも考え、もっといい物が無いか探してみた所、カートリッジ式のシューが気になりました。
これはシューゴムと船(カートリッジ)が独立していて、船は据え付けでシューゴムだけを交換するタイプのブレーキシューです。
つまり、カートリッジ式であればシュー交換の度にシューの位置や角度やトーインの再設定を行う必要が無いので、交換が非常に楽になるとの事です。
そして、Alligator(アリゲーター)という台湾ブランドの
VB-600がシュー付きでお手頃価格だった上、希望の黒色があったので購入し、早速取り付けてみました。
黒く見えているのがカートリッジ背面の金属で、ここにピンでシューゴムを止めています。
見た目は金属の光沢黒色なので好みです。
ちなみに、交換用の
VB-600iも2セット(前後分)購入しました。
そして、肝心の制動力ですが、初めは制動力を弱く感じた為、かなりがっかりしました。
ですが、少し使った後にヘタってきていたブレーキケーブルを交換して驚きました。
ブレーキケーブルを変えた所、ブレーキの効きが怖いくらいに良くなりました。
つまり、VB-600の制動を弱く感じた事、そしてM70T4の制動力が低下してきたと感じた事はシューではなく、ブレーキケーブルのヘタリだったようです・・・
この為、VB-600とM70T4の単純な比較が出来ないのですが、VB-600自体は次のように感じています。
●音鳴り
トーイン調整をしっかりすればほとんどしませんが、調整が甘いと音鳴りします。
調整していてもWet状況では音鳴りしています。
●制動力
Dryでは良く効いています。
Wetでは制動力が落ちますが、個人的にスピードを出しすぎないよう心がけているので問題には感じていません。
●耐久性
雨天走行を何度かしていますが、減りは少なく満足しています。
●リムへの攻撃性
リムが大きく減っている感じはありません。
交換が容易かつコスト的にもM70T4より有利なので、このシューには満足していて、継続使用していこうと思います。
ただ、M70T4のカートリッジ用シュー、
M70CT4というシューも気になっていたりします。
VB-600と微妙に長さが違うので装着できるかどうかという問題も有りますが、Wetでの効きと耐久性があるなら試してみたいと思っています。
ですが、一先ず満足のいくシューを見つけたので、当分はVB-600で行こうと思います。
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